PUNKAFOOLIC! TOKYO 2008@渋谷O-EAST

 渋谷O-EASTに、THE ADOLESCENTSのライブを観に行ってきました!


 今回のライブは、CD JournalのHPで、「アドルセンツ来日!」の報を知り、その場で深く考えもせずに@ぴあでチケットを買ってしまったため、ライブの詳細とかはほとんど知らないままホテホテと出かけてきたのですが、どうやらパンクロックを専門に扱っている「PUNK ROCK CONFIDENTIAL JAPAN」とかゆー雑誌の創刊一周年を記念してのライブイベントだったようで、やたらに会場がデカかったですね。
 でも、客の入りはちょっと寂しい感じだった…(汗)。


 Shibuya O-EASTには初めて行ったのですが、普段は小さなライブハウスにばっかり行ってるもんで、異様に巨大に感じました。
 しかも、道玄坂のラブホ街の中にあるから、行く時妙に恥ずかしかったし・・・。
 メインステージの横にサブステージがある珍しい設計。2つのステージがあるおかげで、セットの転換が非常に早く、計5バンドが出たイベントだったにも関わらず、進行がえらくスムーズでした。
 ただ、ちょっとパンク・ハードコアのライブには向いてないな、と感じた。場内が奇麗過ぎるし、音もちょっとトゲトゲしい気が・・・(ウルサイって言うんじゃくて)。あと、ドリンクメニューが、もう少し充実してると嬉しいかな。ドリンクチケットで交換できるアルコールが、缶ビールと缶チューハイだけってのはちょっとなぁ〜(>_<)。


 でも、ライブのは方は良かったよ!
 初めて行く会場だったもんで、道に迷った上に(しかもラブホ街のド真ん中で)、何故かどーしてもクレープが食いたくなり、寄り道したりしたお陰で(どうだ、このライブを前にしてのパンク感ゼロの行動!)、開場時間をとうに過ぎた頃に遅れて入場。
 扉を開けると、すでに一番手のWRENCHのライブが始まっていた。
 ダブっぽい音響と、エフェクト効かせたギターの音が異様にカッコ良く、すかさず音に乗る。「お〜コレは気持ちいいわ〜」とか思っていたら、すぐに演奏終了。
 しまった! 頭から見とくべきだった!


 2番手は、Beyonds
 fOUL活動停止後、渋谷AXで行われた復活ライブを目撃して以来のBeyondsだったんだけど、いや〜fOUL同様、独自路線をひた走り、異色のバンドになってるな〜と思った。
 前途の復活ライブの時は、1stの「UNLUCKY」からの曲とかもやってたんだけど、今のBeyondsは現在進行形の新たなBeyondsでした。谷口さん、トランペット持って出てくるんだもん。ビックリしたな〜。1stと2ndが本当に好きなので、再結成後の音にはイマイチ興味が持てなかったんだけど、あのユニークな音はやっぱり聴いとくべきだと思った。買わなきゃ、アルバム。

 
で、次はSCUM BANDITZ。元気一杯の暴れっぷりに、「Nice Hardcore.」と前線まで出ていくも、最前列のお客さんの暴れ様に、即撤退。俺、パンクのライブで暴れてる客から逃げるの、超上手いからね(笑)。


 三番手は、S×O×B! S×O×B、カッコ良いよ、S×O×B。
 TOTTSUAN在籍時の本物のS×O×Bファンには全然さっぱり敵わないけど、僕はやっぱりS×O×Bが好きなのです。
 来月の5日には、原爆オナニーズ、SYSTEMATIC DEATH、GAUZEとのライブがリキッドルームで行われるそうな。
 うおっ! 行きたい!


S×O×Bで首振り過ぎたのと、トリのアドルセンツに備えて、セミファイナルのU.G MANは後列でアルコール飲みながら、ほんわか見る。U.G MAN、初めて見たんだけど、音源よりアグレッシヴで良い。


 で、いよいよメインのTHE ADOLESCENTS!
 正直、会場の大きさの割に、集客が今一歩だったので盛り上がるのか不安だったけど、幕が開いてメンバーの姿を見たら、多幸感で余計な考えは吹っ飛んだ。


 いや〜、カッコ悪いぞ、アドルセンツの面々(笑)。
 映画「AMERICAN HARDCORE」で、現在の姿は確認していたとはいえ、幾らなんでもメンバー太り過ぎだ。デブっていうか、ナチュラルなアメリカ人体型になっちゃってるんだよね。80年代は、ルックス、ガリガリだったのに。
 Misfitsやヘンリー・ロリンズみたいに、年食ってからも筋肉で武装してないのが、ADOLESCENTSらしいといえばADOLESCENTSらしいか。


 でも、音の方はカッコ良いんだ!


 ルックスはイマイチでも、あの元祖メロコアともいうべきハードコア・サウンドを立て続けにやられるもんだから、S×O×Bでの首の痛みも忘れて身体動かした、動かした!
 俺が三沢光晴なら、首の怪我が悪化して引退確実! くらい、アドルセンツのパンク・サウンドを満喫しました!
 ライブの時間は短めだったけど、アンコールでは「I Hate Children」も演ってくれたよ(嬉)。


 やっぱり、THE ADOLESCENTSって正直喧嘩弱そうだし(実際、メンバーはイジメラレっ子だったらしい)、ルックスイマイチなんだけど、そんなどこにでも居そうな「冴えないヤツ」がカッコよい音を演るのがカッコ良いんだよね。
 「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」じゃないけどさ。
 メンバーみんな愛嬌あるし、差し詰め、可愛い親父、ハードコアでハッスルする、ってトコか。最高!
 願わくば、次は下北沢Shelter辺りで単独で観たいな〜って思わせる、現役ハードコア・パンクスっぷりでした。








あ、そうだ。ついでに言っとくと、帰りに高田馬場でミニスカートのお姉ちゃんのパンチラ見た!
 以上!