The Only Ones Japan Tour@高田馬場CLUB PHASE

先日、高田馬場で行われたThe Only Onesのライブについて書こうと思います。


Darkness & Light


The Only Onesを御存じない方のために、このバンドのことを簡単に説明させてもらうと、イギリスのNEW WAVE全盛時に出現したバンドでありながら、その独特の音楽性のため、どのシーンにも属さず、孤高の活動を続けた奇妙なバンド、ってところでしょうか?
便宜上、NEW WAVEの枠組に入れられるものの、メンバーの中に元スプーキー・トゥースのメンバーがいたり(つまりOLD WAVEの人脈と繋がっていた)、パンクというにはメロウ過ぎ、ロックというにはトガリ過ぎてるサウンドのせいで、不遇の扱いを受けたバンドでもあります。
んが、まるでヴェルヴェット・アンダーグラウンドとTELEVISIONのイイとこどりをしたかのような、ギター&ヴォーカル担当のピーター・ペレットソング・ライティングセンスは抜群で、隠れた名バンドと呼ぶにふさわしい素晴らしいバンドなのです!


まぁ、上の文章はほとんど某ロック雑誌からの受け売りですが(笑)。
僕は、オンリー・ワンズが大好きなので、まさかの再結成→日本公演という流れにウキウキしながら高田馬場へ。


と、なんと会場で更なるサプライズが!
なんと、元ULTRAVOX!のヴォーカル、ジョン・フォックスが秋に来日公演を行うという内容が書かれた張り紙が! う〜ん、初期ULTRAVOX!ファンとして、これは観たい!
ちなみに、オンリー・ワンズが見れる喜び+思いがけないジョン・フォックス来日の報を聞いた僕は、興奮のあまり、入口でもらったドリンク・チケットを失くすという、「ライブハウスに初めて来た中学生」みたいな失敗をしでかしました。…恥ずかしい。


で、この目で観た生オンリー・ワンズだったのですが…。


いや〜、めちゃくちゃカッコ良かったですね〜。


特に、ピーター・ペレットの妖艶な色気! あの酔っぱらった猫みたいな奇妙な声で、メロウなパンク・サウンドを立て続けにやるもんだから、こっちはトロけそうになりましたよ。マジで。
もちろん、永遠のパンク・アンセム「Another Girl,Another Planet」もやってくれたし、

アンコールも2回、ガッツリやってくれて大満足のライブでした。
MCで「See you next year!」って言ってたけど、本当にまた来てくれたら嬉しい。


今年は、元MINUTEMENのマイク・ワットを観て、オンリー・ワンズ観て、来月はアドルセンツを観に行き、夏にはDEVOが来日、で、秋にはKILLING JOKEを観に行く(チケットGET!)んで、個人的に、80年代のUK NEW WAVE、US HARDCORE PUNKのバンドを沢山目撃できて、幸せです。
リアル・タイムで体験できなかった「音」を一つ一つ補完していく作業。
なんだか、ドラゴン・ボールを集めているみたいです。
きっと、7つのバンドを観たら、願い事が一つ叶うんだと思います。そしたら、俺は神龍に、


「ギャルのパンティー、お〜くれ〜!」


って言います。
ゴメン、話が訳分かんなくなった。とにかく、音楽最高!