Cabaret Voltaire / The Original Sound of Sheffield '83/'87


インダストリアル・ミュージックの聴き方が、この年になってようやく分かってきた。
要は、ホラー映画のBGM聴いて「いいな」と思う、あの感じ。
僕の好きな「ゾンビ」や「死霊のはらわた2」や「悪魔のいけにえ」や「サンゲリア」。
そんな映画のバックで流れる不気味なノイズやBGM。それ聴いて、気分が盛り上がるあの高揚感。
それをロックの畑でやっているのが、インダストリアル・ミュージックの魅力だと僕は思う。


イギリスの工業都市シェフィールドで結成されたCabaret Voltaireのこのベストは最近のお気に入り。
DAWN OF THE DEAD」のバックで流れていても全然違和感なし!な前半のノイズが寝しなに聴くと、最高に心地よい。
後半では一転して、ダンス・ミュージックに特化した音作りになっていくのも素晴らしい。