MUM / finaly we are no one

Finally We Are No One
神谷先輩のことばかり考えて、頭が大変なことになってきたので、気持ちを落ち着かせるべく、昼休みにフィリップ・K・ディックの短編集なんぞを読む。
が、会社の食堂のテレビからは「元ヤクザと、自殺未遂した少女と、幼児虐待を受けた女の子が擬似家族を作る」みたいな内容の昼ドラが大音量で流れていて、落ち着かず。
(更に腹が立つことに、誰もそのドラマを見ていない)
気が小さいので、「誰も見てないなら、テレビ消しますよ」の一言が言えず、テレビの音から逃れるために、更衣室に退散(弱っ!)。
MUMのアルバムをiPODで聞きながら、ディックを読む。
とても、異国の音楽とは思えない、情緒に満ちた優しい音楽。
不幸の大安売りでは、人間の心は動かされない。アルバム全体を通して、大きな起伏はほとんどないにも関わらず、その実大きなドラマに満ちた作品である、という感想を抱く。
素晴らしい。







あと、神谷先輩が好きだ。