テレビ放映をやっていたので、ついつい「バイオハザード2」を見てしまう。
前作を見ながら「な〜んか、足んない、な〜んか、足んない」と後藤真希(R.I.P)ばりに感じていた違和感の正体が分かった。
あのね、
内臓。
内臓が足りない。
ゾンビ映画の醍醐味といえば、やはり腹掻っ捌き→内臓大フィーバーのフルコースでしょ。
武藤敬司で言ったら、ドラゴンスクリュー→足4の字固めくらいの王道パターンですよ。
せっかく、大規模な予算をかけて撮ってるんだから、一般層だけじゃなく、ゾンビ映画ファンにも少しは色目を使ってくれてもいいんじゃなかろうか。
いや、嫌いじゃないんですけどねぇ。
ゾンビがひしめく街に、チューブトップで突撃かます女主人公と、なだぎ武のディランばりにカッコつけて登場しておきながら、直後に犬に食い殺される特殊部隊隊員に大爆笑。
変なボスキャラっぽい怪物が出てきたり(しかも火器を使える!)で、ビデオ・ゲームっぽさは更に加速。そういえば、ゾンビの動きが異常にぎこちないのだけれど、かえってゲームっぽく見えるので、あれくらいが調度良いのかもしれないなぁとか。
一作目の監督であるポール・アンダーソンなる人物は、イギリスの出身らしい。
wikipediaで、調べてみたらモータル・コンバット、エイリアンvsプレデター、プロデュース作品としてDEAD OR ALIVEなんかの製作に携わってるそうで、イギリス感ゼロの、ボンクラ作品の数々に、ちょっと好感を抱く。
そういえば、よく似た名前の監督さんいますね。あっちは、「マグノリア」とか800万倍くらい知的な映画撮ってますけど。
今回も、なかなか楽しめたけど、3を劇場に見に行くかっつったら、ちょっとなぁ…。
でも、テレビで放送されたら絶対見る。そんな温度。