2007年映画ベスト5

年末年始は普通にお仕事なので、こんなことでもやらんと
一年の締めを実感できないというか、大晦日〜お正月気分を味わえません。社会人一年生。
未だに、あと数日で2007年が終わるっている感覚がないんだよな〜。
3日後には、もう大晦日よ?「Dynamaite!」よ?「やれんのか!」よ?
そういえば、今年も格闘技界の年末のドタバタはやっぱあったな〜。カバウカンチ欠場ってだけでもガックリなのに、青木真也の対戦相手の代わりがなっかなか決まんねぇの!
まさしく、アレが一番「やれんのか!」ってトピックだったよね!って映画に全然関係ない話が尽きないトコロで今年のベスト5。

 
5位 超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!
4位 スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい
3位 AMERICAN HARDCORE
2位 フランキー・ワイルドの素晴らしき世界
1位 リトル・ミス・サンシャイン


3位と2位は、若干反則気味というか、昨年末に公開された映画。でも、観たのは今年なんでランクイン。
今年もちょこちょこ映画館には足を運んでいたハズなのに、今年はしょっぱなに観たこの2本の衝撃がでか過ぎて、今の今まで引きずっちゃてんだよね。
どっちも音楽ドキュメンタリーものですが、方や「AMERICAN HARDCORE」が膨大なインタビューと、蔵出しのライブ映像で、アメリカのハードコア・パンクの歴史を俯瞰するという内容に対し、「フランキー・ワイルド」は架空のハウスDJの生涯を斬新な映像と技法で追うモキュメンタリー。
「AMERICAN HARDCORE」はね、様々なバンドのロゴやフライヤーやライブ写真が、BAD BRAINSの「PAY TO CUM」に合わせて目まぐるしくコラージュされるOPの時点で涙。
んで、劇中の出演者達のインタビューがまた泣けるんだ。自分たちが、アメリカという社会の中で、いかにマイノリティーな存在だったかって、切々と話すの。そりゃ、泣くよ!





ケロロ軍曹は、アニメ映画というより、怪獣映画として評価。
日本の特撮が、力を失ってしまった今、まだまだこういう映画を作れるスタッフの熱意に感動。
「スモーキン・エース」は、ハチャメチャなガン・アクション映画。
ジョジョの奇妙な冒険に出てきそうな、アクの強いキャラクター達がガンガン殺しあう、「そーいうのは、インディーでやれば?」という馬鹿な内容を、メジャーの予算使って制作しちゃう姿勢が痛快。投げやり過ぎるラストも、観る人を舐めきっててよかった。
アリシア・キーズのムチムチした身体がエロいです。
1位は説明不要。まちがいなく、本年度のナンバー・ワン・ムーヴィーでしょう。
ダメな人ばっかり出てくるんだけど、そのダメさがインテリジェンスの上に胡坐かいてるようなダメさじゃなくて、凄く切実なのが泣けるんだ。
一番、印象に残ったのは、やっぱりクライマックスのミスコンのシーンと、心を閉ざしてしまった長男が、声を出すシーン。
家族の前で、数年ぶりに声を出したと思ったら、口から出てきた言葉は…。思わず、笑ってしまった後、しみじみと泣けます。名シーン。


こんな感じですかね。
今年も、「グミ・チョコレート・パイン」「俺たちフィギュアスケーター」「再会の街で」と、年末に取りこぼした映画が何本かあるので、来年も観るものには不自由しなさそうです。