ショーン・オブ・ザ・デッド

なんか、この時期になるとアチコチの動物園で行われる干支の引継みたいなイベントがニュースになるが。


アレで毎回毎回、虎の横に並べられるウサギの恐怖を思うと、少し涙が出そうになる僕です。


DVDで「ショーン・オブ・ザ・デッド」をレンタル。

う〜ん、やっぱり傑作!
ジョージ・A・ロメロの不朽の名作「ゾンビ」をパロディーにしたコメディー映画*1ですが、下手なホラー映画なんかより、ずっとゾンビの本質を分かっている映画ですね。
グロいシーンや、泣きのシーンもちゃんとあるし、オリジナルと同じくゾンビの動きが遅いのも良い。
能天気でお馬鹿な笑い*2が全編に散りばめられた映画ですが、要所要所での「ちゃんとしている」「真摯に作ってる」感じが、マニアの心をくすぐります。
ちょっと音楽オタク入っている主人公、ショーンのキャラクターも好き*3


今年は忙しくて、もう映画館に行けそうにないので、本作が筆者の2007年度映画納めになりそうです。

*1:監督さんと、主演のサイモン・ペッグはロメロの「ランド・オブ・ザ・デッド」に端役で出演しているぞ!

*2:ゾンビの形態模写で、死人の群れの中を突っ切る驚愕のシーンがある。え!?ゾンビって視覚で襲ってくるんや!って初めて見た時本気でビビった。よくこんなの思いつくな〜

*3:物語序盤、ゾンビの頭部を破壊すべくレコードのコレクションを親友と一緒に、ゾンビに向って次々に投げつけるシーンがあるんだけど、そこでのやり取りが最高!「プリンス『パープル・レイン!』」「絶対(投げちゃ)ダメ!」「(同じくプリンスの)バットマンのサントラ!」「投げてよし!」「ストーン・ローゼス!」「ダメ!」「(名盤の誉れ高い1stに比べて評価の低い)セカンド・カミング!」「俺は好きだ!」っていう