BENCHWARMER / BENCHWARMER

今現在「エモ」という言葉が、どういった音を指すのかは、全く把握できていないのだが、それでは自分にとっての「エモ」とは何であるか?と問うた時に、一番最初にパッと頭に浮かぶのがこのアルバム。
シンプルながらも美しいジャケットの爽やかなイメージとは対照的に、熱いボーカルとラウドなギター、メロディーに噛み付くかの如く絶叫するコーラスと、ジャパニーズ・エモーショナルパンクの真髄が詰まった奇跡の名盤。
近所の古本屋にて、運良くワンコインで見つけた(雑誌でBEAT CRUSADERSのヒダカがマイベストに選んでいて、廃盤後だったにも関わらず名前だけは知ってた)後、何百回通しで聞いたか分からないが、未だに一曲目の「I CAN SEE」という叫びで、涙腺がゆるみます。
メンバーが解散後に結成したSEASONも素晴らしいです。