ホント、今さらですが

UFCと、CAGE FORCEの結果とか。


ミルコ敗戦とか、ある意味世界で一番過酷なトーナメント、CAGE FORCEウェルター級戦線で、現パンクラス王者、元修斗王者を撃破して、決勝に進出したのがノーマークの二人だとか、こういうの見ちゃうと、自分の中の格闘技ヒエラルキーというか、パワーバランスみたいなのが一気に壊れちゃって混乱するよ。


絶頂期のPRIDEが掲げていた「世界で一番強いヤツを決める!」みたいなコンセプトに、僕はおおいに疑問を感じていたタイプの人間なんだけど、いざPRIDEが無くなっちゃって(って、ことでいいよね?もう)、団体・イベントが乱立した状態で、しかもその中で着々と選手の再編成が進んでいる現状を見ていると、ついつい「え!?で、結局誰が一番強いの?」と、結果のショートサーキットを求めちゃうんだよなぁ。


UFCこそが世界最高峰!と、ダナ・ホワイトが他団体を上から目線で見降ろそうと、谷川プロデューサーが、口角泡とばし、HERO'Sの明るい未来を力説しようと、どうも、イマイチ説得力を感じられん。
だって、UFCのヘビー級チャンピオンなんて、40代のクートゥアだぜ!?
いや、凄いとは思うけどさぁ。


やっぱり、今の自分にはパンクラスみたいな、ある程度閉じた範囲で強い弱いを決めている世界が丁度良いのかもしれない。
まぁ、その閉鎖性故に、外に出た時の失望がデカイというリスクはあるけれど。


各世界に散らばっている情報をひたすら収集し、「一番強いのは誰か?」という決定的に欠落している情報を、想像力で補完し、「最強」のロマンに酔うか、それとも、信じる者を一つの団体に絞り込み、外世界との接触というリスクを抱えた上で、閉じた世界で盲信に走るか?
難しいところだね。