恋は負けない@俺ん家

最近、主人公がリーゼントの悪役をスレッジハンマーでブン殴ったりだとか、リーゼントのジョニー・デップが人をブン殴ったりだとか、超能力で、人の身体が爆発したりするような映画ばっかり見ていたモンで、たまにはラヴ・ストーリーでも見ようとビデオ屋へ。
全然前知識無しだったものの、店員による解説文(僕がよく行くビデオ屋は、店員の手書きによるポップがえらく凝っていて、コレを見るのも楽しみなのだ)がいいかんじだったんで、「恋は負けない」というアメリカ映画をレンタル。

いつも「いい人」で終わってしまう主人公が、大学進学のために都会に出てくる。
垢抜けない容姿と、真面目な性格のせいで、周囲には馬鹿にされるものの、くじけずに勉学に励んでいたら、ある講義の最中に隣に座った女の子に一目ぼれ。
なんとか、その子の気を引こうと孤軍奮闘するものの、なんとその子は学内の講師と付き合っていて・・・。


というのが物語のあらすじ。
バス男」もそうだけど、アメリカ社会における恋愛マイノリティーを主人公にした映画って何でこんなにおもしろいんだろうか?
とにかく見てる間中、主人公に感情移入しまくり。
しかも、この映画、ストーリーの起伏があんまり無い上に、割と長いんだ!
青春映画なんで、ラストに待ち構えているハッピーエンドの結末は見る前から分かっているんだけど、そこにたどり着くまでが長い長い。
で、途中に出てくる主人公のルームメイトとか、ヒロインが付き合っている男性教諭とかが、ホント嫌なヤツばっかりなの!
教授役は、グレッグ・キニアなんだけど、本当にこの人は嫌味で尊大な人間を演じさせたらバツグンに上手いな、と。
で、そんなグレッグ・キニアとか周囲の嫌がらせを乗り越えて、やっと巡ってきたラストシーンは爽やかで、見てて胸がスーッとします。
全然、知らない作品だったけど、コレは拾いものでした。オススメ。