チョップリン / 「中年」

チョップリンのライブの余韻を味わいながら、DVDを見る。

















関西ゼロ世代を代表する、アヴァン・パンク・バンド、ミドリの楽曲にあわせて、二人が登場する(何故?)オープニングに始まり、シュールでちょっとブラックなチョップリンのセンスが炸裂するコントDVD。


シュールな設定にも関わらず、ベッタベタなボケとツッコミが交差する「駐車場」。
西野さんの無邪気な残酷さが色濃く出ている「捨て象」。
コントという枠組みをアッサリと逸脱し、予想外の展開を迎えるラストまで、一気に疾走する「中年マン」。
ツッコミ役を迎えて、西野さんと小林さんが二人でボケまくる「葬式」。


どれも、少しずつ笑いのベクトルは違えど、「やっぱ、チョップリン最高!」と思える、コントの数々がギッシリ詰め込まれております。


この間、この人達のライブを生で見て、改めて思ったのだけれど、やっぱり、小林さんのあの場の空気をグダグダにしてしまうパワーは凄いな、と。


天然っていうのとも、ちょっと違うんだよな〜。


割と、計算づくでコントを作ってるハズなのに、西野さんの綿密な計画を一瞬で灰燼に帰す、あの小林さんのグダグダっぷり。
セリフが飛んだり、小道具を壊すなんてことは、多々あるみたいで、ライブの最後のマイクでも、西野さんが「(うちらのライブは)必ず、なんかある」って、割と悟った顔で言ってはりました。


頑張れ、チョップリン


まあ、その辺のハプニングなんかも含めて、テレビではなく、やっぱり生で見ておもしろさや凄味が伝わるコンビだと思います。
好きだな〜。