アメリカ文学はおもしろいなぁ〜

マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

図書館で、チャールズ・ブコウスキー「町でいちばんの美女」と一緒に借りたディックの短編集。
メチャクチャおもしろくて、一日で読了。
フィリップ・K・ディック=難解なSFばかり書いている、ヤク中のSF作家、という異常に偏ったイメージがあり、今まで避けていたのだけれど、いやはや捻りまくった構成の中にも、ユーモアがたっぷり詰まっていてサクサク読み進めた。
特に、映画「トータル・リコール」の原作「記憶売ります」が、こんなコントみたいな小説だったとは知らなんだ。
ヴァイオレンスのエネルギーが、スクリーンで脳漿と一緒に大爆発したが如き、映画版とのギャップに頭クラクラ。