東浩紀・北田暁大/東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム

地方出身、上京後も23区外の東京都下に住んでいる自分には、「東京」という都市が未だにリアリティーが希薄だったりするんですよ。
だけど、この本は基本、自分達の周りの卑近な例を対談形式で取り上げながら、問題を掘り下げていく、というスタイルなんで読みやすくて、しかも分かりやすかったな。
僕が遊びに行く都心部は、秋葉原、下北沢、渋谷、池袋みたいな、この本で描かれているところの「趣味」で構築されていった街ばっかりなんで、もっと広い視野で東京を見ていかなきゃ。