アメトーーク見てて思ったこと

ジョジョの奇妙な芸人」の回が自分的にかなりツボで、何度か見直してるんですけど、この番組での雨上がり決死隊って、かなり特殊ですよね?


というか、この番組における宮迫さんの立ち位置。


おおっ!お笑い批評かっ!いかにもブログっぽいぜ〜。


というか、真面目な話、僕は雨上がりがあんまり好きじゃなくて、というのも宮迫さんの、あの「とにかく俺が、俺が」という某プロレス団体の若手レスラーの如きアグレッシヴな姿勢がとにかく苦手で…。
初めて雨上がり見たのが、ナイナイなき後の「てんそ」のビデオだったりしたもんで、まぁ、正直「何だ!この出たがりはっ!」とか思ってたわけですよ(ファンの方すいません)。


コントでも、強烈なキャラクター作って、早々に自分が主役の空間を作っちゃう感じとか、フリートークでのエロネタ、自身の破天荒な行動自慢とか、先輩芸人を小馬鹿にすることで自分の笑いにしちゃう感じとか*1、個人的には見てて「なんだかなぁ〜」って感じだったのですよ。


一方で「アメトーーク」での雨上がりの仕事って、芸人さんの新たな一面をプレゼンしたり、ちょっと落ち目のタレントにもう一度日を当てたり、マニアックな分野を視聴者に紹介したりするという、


ナンシー関的というか、
何というか、すごく浅草キッド的な役割だと思うんですよ。いや、あなたたちその仕事はキャラとちょっと違うんじゃないですか?って言いたくなるくらいの意外性があるんじゃないかと。


「アメトーク」における出川哲朗さんや、松村邦洋さんのリヴァイバル、ダチョウ倶楽部の再評価、飛び道具としての江頭2:50越中詩郎といったファクターを見ていくだけでも、やっぱり浅草キッド的だし、こういうプレゼンターとしての役割が、最も似合いそうにない雨上がり決死隊が、真摯に引き立て役に徹しているところが、この番組の求心力になってるんじゃないかなぁ。


すごい体育会系で女にモテるヤツがいて、「コイツとは合わないなぁ…」と思ってたら、実はそいつが仮面ライダーの大ファンってことが分って、「何だ、コイツ意外といいヤツじゃん!」みたいな。



*1:ラジオ「俺達やってま〜す」での、山崎邦正への扱いとか、ホントひどかったんだって!