キャンプに対して思ったこと

 
菊地成孔さんがエッセイの中でプロレスラーの冬木弘道*1について言及している一文がありまして、その中の一節がとっても印象深かったので引用。
 

21世紀の総てのクリエイテヴィティーは悪臭の無臭化から臭気をコントロールする時代になるだろう。野牛の死骸がサバンナで腐敗している匂い。というようなものを美的なセンテンスに収納できるような才能。とでもいおうか。

菊地成孔
サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍(白夜書房

 
 

*1:故人。リングの上にエログロセンスを積極的に持ち込み、自身の癌すらも死ぬまでネタにし続けたインディープロレス界の巨人